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特集 : 潜入!日本競輪学校 運動機能総合測定室 part1

 Q. 酸素測定について教えてください。

競輪学校では、酸素測定と呼んでいますが、運動の負荷を少しずつ一定の割合で最大運動まで増加していき(負荷漸増最大運動テスト)、運動中の生理学的な機能を測定するものです。

 酸素測定 (オールアウトテスト):1分毎に負荷(スピード)を上げていき、9分間で最大運動まで追い込みます。最後のステップではジャン(鐘)“が鳴り、被験者は1分間全力でダッシュします。全力ダッシュ後、回復状況を10分間測定します。写真のように顔には採気用マスク、胸には心電図用の電極を取付けて、換気量(呼吸による空気の入れ替え)、酸素の摂取量、二酸化炭素の排出量、心拍数などを測定します。これらのデータから、

有酸素パワー測定:最大酸素摂取量、換気閾値、最高心拍数ほか

無酸素パワー測定:最大酸素負債量、非乳酸性酸素負債量、乳酸性酸素負債量

を求めます。このようなデータを分析し選手個々の体力レベルの評価、トレーニング効果の判定、トレーニングに用いる運動強度の設定などを行います。」

 「すべての測定を行うと次のようなトレーニングカルテが出力されます。各測定項目の値とグループの平均値、5段階評価、競技成績がトップグループに入った選手の体力測定データとそれに対する達成度がパーセンテージや棒グラフで表示され、自分の弱点がわかります。また、5つの体力要素毎に分けられた5角形のグラフから体力のバランスがどのようになっているかがわかります。さらにその弱点を補う為に必要なトレーニングメニューが出てきます。」
Part1はここまで、Part2をお楽しみに。
運動機能総合測定室から見える富士山」

手前に見える赤い橋はサイクルスポーツセンター5kmサーキットコース


日本競輪学校 運動機能測定室