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2008年度財団法人日本サイクルスポーツセンター委託研究

研究報告書

自転車競技者の体力測定に関する調査研究事業

ウェイトトレーニング及びリハビリテーションに関する調査研究

順天堂大学スポーツ健康医科学研究所
運動生理学研究室
研究報告者 青木純一郎,佐賀典生
 
1.緒言  
    自転車競技は,短距離種目から長距離種目まで,十数秒で勝敗が決まるものから二数時間に及ぶ種目まであるが,いずれの種目においても,ペダル踏み込み時のパワーが大きいことが必要とされる.そのため,筋力やパワーを向上させるためのトレーニング以外にも神経系のトレーニング,つまりペダリング技術のトレーニングもまた重要視されている1)13).このペダリングに際してのクランクに作用する力の大きさと方向はクランク位置によって異なり一定ではないが8),これまでこのようなクランクにかかる力の変動を小さくし,より良いペダリング技術を習得するために,非円形チェーンリングが開発されている7)8)

  そのような中で,近年考案されたレッグプレス型のPower Changing Training Machine (PCTマシン)は,自転車競技の動作において,最も必要,あるいは有効とされる筋力発揮の関節可動域やそのタイミングを合わせるトレーニングを行うマシンという特性がある.すなわち,これまでのレッグプレスマシンと異なり,動作開始時に膝関節屈曲時からの運動で関節に無理な負荷がかからないように設計されており,その後トルクのピークを迎える.さらに伸展動作の後半では速やかに負荷が減少するように設計されており,被験者は最大負荷がかかる範囲を過ぎたら力発揮をゆるめることが可能で,それに合わせて力発揮をコントロールするという技術,つまり神経系をトレーニングすることができ,特異的な動作を合理的に身体に強制させて,トレーニング効果あるいはスポーツ技術を高めることを狙った新しいトレーニングマシンである.

  したがってPCTマシンは,一般的に用いられているレッグプレスマシンと比較すると,力発揮時のピークは同程度だが,総仕事量は少なく,力発揮時における呼吸循環器系やエネルギー供給に対する負荷が少ないことが推察される.しかしながら,これまでに,このPCTマシンを用いたトレーニング時の呼吸循環および生理学的指標から観た研究は見当たらない.

  そこで本研究は,一般的に用いられているレッグプレスマシンと自転車競技に特化したPCTマシンを比較し,PCTマシンのトレーニング中の呼吸循環応答およびエネルギー供給の観点から検討することを目的とした.
 
 
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