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  2.世界トラック選手権の分析  
     
 
2) チームスプリント(旧オリンピックスプリント)
    <図4>チームスプリントにおける記録とラップタイムや区間タイムとの相関(淵本作成)
   
    図4は250mトラックでのチームスプリントにおける記録分析で、3周のタイム(縦軸)がどのタイムと関係が深いかを調べたものです。は1周目のタイムとの関係、は2周目までのタイムとの関係、は2周目だけのタイムとの関係、は3周目だけのタイムとの関係です。R2の値が大きいほど関係が深いことを示したいます。3周のタイムが2周目までのタイム()と最も関係が深かったわけですが、これは当然の結果です。各周のタイムとの関係では1周目のタイム()と最も関係が深く、以下2周目()、3周目()の順でした。したがって、チームスプリントにおいては1周目のタイムが最も重要であることが分かります。ナショナルチームでは1周目のタイムが18.3秒以内になることを目標としています。現在ナショナルチームで活躍している長塚智広選手はシドニーオリンピックで17.85秒という驚異的な記録を出しました。日本の課題は2番手選手、3番手選手が長塚選手に離されずについて行き、しかも2周目、3周目にスタミナが切れることなく安定した走りができるようになることです。
     
   
<図5>
チームスプリント一番手選手の62.5m地点の
タイムと1周タイムの関係(淵本作成)
<図6>
スタンディングスタート250mタイムと14.5m地点の
タイムの関係(淵本作成)
    図5はチームスプリント1番手選手の62.5m地点通過タイムと1周タイムとの関係をみたものです。この図からわかることは、62.5m通過時点のタイムが1周目タイムを75%(R2)決定しているということです。図6はナショナルチームの合宿時に行ったスタンディングスタートからの250m全力走を行った時の、14.5m通過タイムと250mタイムとの関係を示したものです。この図の中には世界選手権のチームスプリントに出場した4名の1番手選手のデータも入れてあります。この図から、スタートからわずか14.5mの地点を通過するときのタイムが250mタイムを85%決定していることが分かります。つまり、スタンディングスタートで250mを全力で走る場合はスタート直後のスピードが特に重要であるということです。
     
 
       
   
       
 
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